2013年1月18日 (金)

高畠華宵と胡蝶ドール  


年末年始もあっと言う間に終わり

気が付けば、一月ももう半ば。


正月気分もすっかり抜けて・・・いるはずなのに。

目の前の些細なことに気を取られ、何かもっと大事なことをやり忘れている

ような気分に囚われてまた一日一日が過ぎていく・・・。

こんなカンジで今年もまた一年が通り過ぎていくのね(虚)。


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「高畠華宵」-たかばたけ・かしょう-


大正末から昭和初期にかけて活躍した挿絵画家です。

当時の風俗や流行を敏感にいち早く捉える才能と

類まれなる感性によって描かれた雑誌の表紙・口絵・各種挿絵は

それまで描かれていたものと違い、

どれも斬新で華やかで優美でそして

どことなく淫靡な香りのするその画風で

爆発的ブームを巻き起こしました。


更には広告ポスター絵、便箋絵や浴衣の図案までデザインし

どれも大ヒットを収め

当時のハイカラなモガやモボと呼ばれる人達だけではなく

全国の少年少女やご婦人にも幅広く迎えられ

まさに不動の地位を得たのでした。


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「少女画報」口絵(昭和3年4月号)



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「婦人世界」口絵(昭和4年8月)

「少女画報」表紙(昭和3年12月)



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「文芸便箋広告ポスター」(昭和初期)



彼の作品の一つの特徴として目があります。


描かれている人物は男性でも女性でもほぼ「切れ長の三白眼」。

ちょっと好き好きがあるこの独特な三白眼の瞳が

華宵の描く優美で繊細でなめらかな全体像を

美しく仕上げていると思うのです。


数ある華宵のイラストですが

私が個人的に特に気に入っている絵がこちら。↓


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「胡蝶」シリーズ。

「破れ胡蝶」という当時の少女雑誌に連載された

長編叙事詩の挿絵として描かれたもの。


「胡蝶」は蝶の異称で、華宵好みの題材だったらしく

カット、挿絵、便箋などに数多く描かれています。


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当時の華宵の人気は大変なもので

「華宵ごのみの君」という歌があるほど。

「華宵ごのみ」とは華宵風、華宵調、華宵が好んだ、という意味らしい。

流行歌に名前が織り込まれた挿絵画家は後にも先にも

華宵だけ・・・だとか。


それでいろんな「華宵チック」なものが作られた訳だけど

これもその一つ。


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その名も「コチョウ」人形。

ほら比べてみると華宵の描く少女のポーズと同じ・・・?


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戦前の箱入り。時代も近いし

オリジナルの箱には実際「コチョウ」とスタンプもされていました。

これはもう「破れ胡蝶」をイメージして

作られた人形として間違いない!?


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大正から昭和のモダンで華やかな時代を生きた高畠華宵。

ですがその晩年は贅沢好きが災いしてか生活が困窮したり

思い切って渡米するも失意のうちに帰国したりと

波乱万丈なものだったそうです。


でも彼が残した数々の

美しく可憐で清らかで、それでいて儚げで憂いのある作品は

今もその輝きを失うことなく尚鮮やかに輝き続けているのです。

2012年10月21日 (日)

セキグチのペア人形

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最近日常系の話が続いているので

久々の?レトロもの紹介。


古いセキグチのお人形です。wink

ペアでいつものリサイクルShopで見つけたものですが

1体はクロンボさんで女の子、もう1体は男の子。


それはまぁ良しとして、

女の子の方はどう見ても手編みのドレス、

男の子はオリジナル服を身に着けていまして。

・・どういった流れでこんな形になったのか

未だ不明。coldsweats02


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状態自体はすこぶる良好で

男の子に至っては当時のセキグチのタグ付き。


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ただ女の子のオリジナル服の行方が

やや気になるところです。coldsweats01

2体で300円也。


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これ(ソフビ?)系の人形は私にとって

別段特に・・・なジャンルなのですが

ジェジェを初めやはり造りのいいものは魅かれてしまいます。

それでも常時飾るにしては結構場所を取るものなので

コレクションにするには躊躇われます。sweat02


・・・可愛いんですけどね・・・。

2010年9月12日 (日)

ケロケロ君とアリエ・・ッティ?

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今年春に、チビが近所の田んぼから捕ってきたアマガエル君。

当初はチッポケでヘロヘロで・・・

餌を沢山食べさせたかったけどカエルのごはんはそう、

活餌(いきえ)。

とかハエとかいも虫毛虫・・の、生きているやつ

泣く泣く捕まえましたよ、餌・・。

食べるわ食べるわ・・(フンもデカいわ・・。)

今ではすっかりデブアマガエルになって

機嫌の良い時はグゲゲゲゲゲ・・・と

大きな声で鳴いてくれます。


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・・・ん?あれは・・・


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・・・あの、借りぐらし・・の・・?

何、輪ゴム、借りたいとな?


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アリエ・・・ないでしょう、あなた。

アイシャドウきつめだし。


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隣のクロちゃんは一体・・・。

2010年3月18日 (木)

今更気付いたこと

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久しぶりに自分のバックナンバーを

何気なく覗いていたら

ぬぁんと2007年以前の記事が消えていた。。。

あの頃はブログを始めたばかりでヤル気マンマンで

今より全然力を入れていて

お気に入りの雑貨もいっぱいUPして

文章も自分なりに構成とかも考えて

時間をかけて練りにねって作成した(はずの)記事。

3年経つと消えてしまうなんて。。。知らなかったお。

まぁ無料のWebサイト上のモノだから

仕方ない・・のだけれども。

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3年前から過去の記事が消えてしまっている以上

画像の確認も出来るハズもないので

もしかしたら同じモノを紹介しちゃう場合も

あるかも知れません(無い様に努めますが)。

その時は「あ、それ前にも見たし。」と

心の中でフツフツと思って・・・もとい

ご連絡いただけたら有難いです~。^^;

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2008年2月25日 (月)

ITALY・FURGA社のヴィンテージドール


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*前回は大和の骨董市。
今回は地元の骨董市へと出掛けてきました。


大和の方は結構メジャーになっていて、
毎回かなりの集客率を誇るようで。

対するこちらと言えば・・・。

神社のさほど広くは無い境内に10~20店舗数という小規模さ。

数十分もあれば全店舗観て回れる市なのだけど、
でも実は私はこちらの方がお気に入り♪


お客もお店もとにかくアットホームで
こういった市場特有の忙しなさがない。
無駄な世間話や質問にも耳を傾けてくれる。


ちょっとした散歩がてらに行くのも丁度よいので
都合がつけばなるべく足を運ぶようにしているのです。



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*この人形は、今回の市で見つけたもの。

汚い大きなダンボールの中
湯のみや小皿やボールペンなんかと一緒に
頭から無造作に突っ込まれていました。


その時の様子ときたら正に「犬神家~っ!!」


普段こういった人形にはさほど興味を示さないのだけれど
その姿があまりにも哀れで・・・。
起こしてあげると、背中の辺りから「クピィ~」と妙な鳴き声が。
少し広げてみると”クライヤー”が付いていました。

よく見ると衣装もオリジナルで全て揃っているようです。
無くなりがちな靴もちゃんと履いていました。
ドレス裏に付いたタグを確認すると、「FURGA ITALY」とあります。
イタリアのお人形さんなのね・・・。


しかし全身全くのススだらけ、ドレス染みだらけ。
大事なお顔もホコリまみれで最初見たとき
ゲッ!!チャッキーのお嫁さんっ!!」かと思いましたよ。


いや、太くて異様に長い睫と、眼力100%の青い瞳に
ちょとビビッてしまったのも事実です。・・・が。



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*このままほって行くのもなんだか気が引けて。。


ダンボールから引き抜いてあげたのだから
最後まで面倒を見てやるか・・。

なんて情け心をついつい出してしまう懲りない私。

(そんなんで連れてきたガラクタだらけで、
今部屋は大変なことになっているのにっ)


とりあえず店の主人に値段を聞くと、300円。・・・安っ。



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*家に着いてから、とにかく服を全部脱がし手洗いをし、
お顔から身体から髪まで拭いてやりました。



すると小さなレディに。。

気品のあるお嬢様になりました。

目もさることながら、あごも突き出ていたりなんかして、
やっぱり外国の女の子って感じです。



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*調べてみると、
1960年代の古いお人形さんだったことが判りました。


う~ん、あの汚れはハンパじゃなかったもんね。。。


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2007年10月15日 (月)

偽キャンディ?

秋がだんだんと深まって参りました。

近所の枯葉を掃く音が、日に日に増えていっている気がします。


秋独特の薄曇の天気が続き、枯葉だらけの庭をボゥ~ッと見ていると、
なんだかアレコレと考え事が浮かんできてしまうのです。
そうなってくると、時間はあっとゆー間に過ぎてしまい、
なにもかも無駄に思えてしまうのが昔からの悪いクセ。。。

考える前に、庭掃いとけってカンジなんですけどね、いつも。


先週久々に近所のボロい、リサイクルショップを訪れてみました。

以前も紹介したお店ですが、広~いガレージ風の店内に、商品だかゴミだか(失敬)
分からないものが山積みになっていて、相変わらず非常に見辛い
レイアウトになっておりました。


その光景や、「好きなもの勝手に掘り出しとくれ」状態です。
でもなぜかその心意気が気に入り、結構頻繁に通ってたのですが、
今回は久しぶりの来店でした。


そこで目にしたもの。





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*店入り口付近に、後ろ向きに置かれていた一体の人形。

「おぉ~~う、コリはもしかしてあのキャンディ様では!??」

期待にドキがムネムネです。





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*正面から迎え撃つ。

・・・あ?なん~か違う、微妙~に違う・・?

よく見ると、赤いリボンが付いてない。

なんだかお顔の様子も・・・。


トレードマークのソバカスがない!!」

???なんじゃ、コリは???

まさか中○製のバッタもんか~~っ!?





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*すぐさまひっくり返して、刻印を探してみる。

と、ブーツ底に、「BANDAI 1983 レディジョージ」。

レディジョージィ??


レディジョージィの人形か・・・。

少々ビミョウだったが、いがらし氏の代表作の一つだし。
(ものすごくボロボロだったため)値段が100円ということもあり、
お持ち帰りすることに。

家に着いてから全身シャンプー、ヨゴレ取り、ホツレたドレスをチクチク修復・・・。

大分見られるようになりました~♪





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*まぁ、よく見ると、笑顔が可愛いレディジョージィ。

作品は殆ど知らないのですが。(苦笑)





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2007年9月12日 (水)

あの頃はヴィンテージブライス

いつまでもだらだらと続くかと思った秋の長雨。


それが午後くらいには東の空からウッスラ明るくなりはじめ、
15時くらいには晴れてしまった。

っていっても何をするにも結構中途半端な時間。

結局今日も一日、チビとおうちの中で過ごすことに。


予報では明日は久々に晴れ間がでるみたいだから、

チビ”お気に”の青いボールを持って、公園へ行ってみようかな。




Kago













*今回は珍しく「日本製」以外のレトロもの。


外国製品は殆ど持ち合わせていない中、
数少ない一つのレトロものではないでしょうか。

1972年、アメリカ・Kenner社から発売されたお人形、「ブライス」です。

知っているヒトは知っている、結構有名なブライス人形、
実は私がこの人形の存在を知ったのは6年以上前のこと。
本屋さんに置かれていた写真集が出会いのはじまりでした。


頭でっかちなのに、身体はキャシャなつくり。
どうみても普通ではないのに、なぜかムショウ~に頭から離れない不思議な魅力を持つ彼女に、当時のワタクシめはすっかり虜になってしまったのです。

今はタカラから復刻で発売されていますが、これはKenner社オリジナルのもの。

なので30年以上も前の人形になるんですが、
幸いなことに、ありがちな髪のプラグ抜けもボディのクラックも全く無い、非常に状態の良いものを譲り受けることができました。


・・・しかしながら現在、その存在さえも忘れてしまったかのように、
殆ど気にかけてもらえないブライスちゃん。

こころなしか表情が寂しげです。

ゴメンよ、移り気で。。。



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2007年9月 4日 (火)

ジェジェとの再会♪

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以前から気になっていた、古い雑貨屋さんがあって。

そこはウチから比較的近い位置にあるんだけれども、あまり入店したことがなく・・・。


なんとなく無口なそこのご主人が怖そうで苦手だったし、だいたい雑貨屋とはいっても殆どは中途半端な時代のリサイクル品と、ちょっとだけ高価そうな骨董品が主な商品で、あまり興味をそそる物がなさそうだったので、そこの店の前はいつもスルーしていた。


それでもたまに素敵なものが店先に置いてあったりすると、フト足をとめることはあるんだけど、店内を覗くといかにも玄人っぽいオジサン達と、そこのご主人がなにやらいつもボソボソとお話をしていて、やっぱり店の中へ入るには少し気が引けたのだ。


だけどその日は違った。俄然入店する決心がついたのだ。

なぜなら店頭に、改装に付き、店内の商品全て半額也。の、大きな張り紙。・・・は、半額ですか~??

”全て半額”の文字に躍らされ、ご主人の思惑通り?吸い込まれるように店内へ入ってしまった私。
お買い得にはいつもながら大変弱い。


恐る恐る店内に初潜入~。半額効果のせいか、いつもより賑わっているカンジの店内。

でも、目に付くのはガレやティファニー風のフロアランプや、はたまた古そうな時代箪笥だったり、柱時計だったり。。。
なかなか自分好みのアイテムが見つからない。
どうもレア過ぎるのだ。


むぅ・・・なんて考え込んでいたら、フと目の前の棚奥のコケシの列の中に、なぜか一体だけ紛れ込んでいる人形を発見。

紛れも無くそれは、マドモアゼル・ジェジェ!

子供の頃、欲しくても結局買ってもらえなかったものが、以前紹介した「キャンディキャンディ人形」と、実はこれ、「マドモアゼル・ジェジェ」の人形だった。


キャンディ人形と同様、この人形も発売当時には大変な人気を博していて、小1の頃、是非にと親にせがんだものだったが、その年の誕生日に貰ったものは、似て異なる全く別物の人形だった。

その人形もそれなりに可愛いものだったが、ジェジェと大きく異なる点が。

そう、”おしゃぶり”が出来ないのである。
ジェジェ人形がヒットしたのは、この”おしゃぶりポーズ”のキュートさに他ならないと思う。


懐かしさのあまり手にとってみる。初めて触ったジェジェに少々感動。
幸いなことに、靴や靴下、ボンネット等、無くなりがちな衣装も全て当時のまま残っている、非常に状態の良い人形だった。

さりとて当時のままのマドモアゼル・ジェジェ。
一部の人形好きには未だに根強い人気があると聞く。。。

一体いくらなんだろう・・・と、こわごわレジに向かう。


「あ、その人形?う~ん半額だから、500円だな。」・・・・即買いです。



そんな訳で、めでたくまた新しい人形が、我家に迎えられたのでした。




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2007年2月13日 (火)

永遠の南国少女

気がついてみると三連休もあっという間に終わっていた。

”今日からまた仕事かぁ~”と、ため息混じりに思われる方も多いと思うが、ここ三日間ずっと出ずっぱりだった私としては、ようやく休止符が打てるわけで。

あぁ、主婦万歳!!な実感を起こさせる時、それが連休明け初日である。


ところで「島らっきょう」というのをご存知だろうか。

沖縄の特産品なのだが、本土のそれとは大分見た目が違う。

旅行に行かれた方や、興味のある方は、一度は食べられた事もあるかと思うが、普通のラッキョウと違ってスラリと細長く、殆どエシャロットのような外見だ。

一昨年家族で沖縄を訪れた際に、大きな食材市場にて初めて食してみたのだが、抜群のシャキシャキ感がたまらず、何本も試食をしてしまった。


そんな魅惑の「島らっきょう」が、何故か突然我家に来てしまった。

というのも、私の義母っち(九州人)のトコに、沖縄の友人から、この島ラッキョウの塩漬けを大量に手作りした、ということでその”お裾分け”として、一リットルサイズのビンいっぱいに詰まった島ラッキョウが、最近航空便で送られてきたそうだ。


・・・が、義母っち家族は皆、ラッキョウ系は苦手だったらしく、折角の島ラッキョウがそのままになっていたらしい。
たまたま昨日、実家へ訪れたら誰も食べないからと、リットルサイズのビンごと渡された訳である。



・・・いくら島ラッキョウが好き、と言えども、一リットル分である。今後、我家の食卓には毎回必ず上ること必至であろう・・。


そんな訳で、今夜も副菜は当然「島ラッキョウの塩漬け」なのだ。
・・・他に旨い調理方法考えよ・・・。

1373754_img *沖縄にちなんで今回のレトロもの紹介は、「南国ガール人形」です。

いわゆる「ポーズ人形」の類なのですが、お洋服を着たオーソドックスなタイプの子と違い、裸に大きなレイと腰巻だけ、という、いかにも南国ムードたっぷりな雰囲気が自慢の子です。

頭には沢山の果物を乗せたカゴを抱えています。


沖縄・・・よりも、もっと南よりの子ですね。多分。

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**他のポーズ人形のように、キレイなお洋服などは身にまとってはいませんが、金の腕輪と大きなイヤリングは負けるとも劣らない強烈な個性をアピールしています。

その上、この眼差し
優しさの中に凛とした強さも伝わってきます。
更にポーズ全体とても品があるように思えますね。


この子はどこかの小さな島の村長さんの娘さんなのでしょう。きっと。。。

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